こんにちは、ポジティブ心理学博士 山口まみです。
皆さんは普段おやつを食べたりしていますか?
私は家で仕事をすることが多いので、ちょっとした息抜きに珈琲とおやつ(特にチョコレート菓子!)をよく食べます。
そうした間食を取るせいか、昼ご飯や夕ご飯前に「お腹が空いた〜」という空腹感を久しく感じていない自分に気づきました(笑)。
週に1回の体操以外は体を動かすこともないのに、「これではまずいな〜」と考えていた矢先に、”bright line rule”という言葉に出逢いました。
この”bright line rule”とはもともと法律用語で、曖昧な解釈の余地を一切許さないルールを指します。
“bright line rule” の利点は、そのルールに従えば、ある一定の一貫した結果が出ることです。
この”bright line rule”をDr Susan Thompson はダイエットに適用することを奨励しています。
彼女が提唱するbright line eating には以下の4つのルールがあります。
2、小麦粉(小麦粉が使われた食品)を一切食べない
3、一日三食のみ食べる(間食をしない)
4、食べ物は一定の量を食べる(食べ物の重量を図る、もしくは全ての食事を1プレートと決めて、お代わりをしない)
このbright line eating には脳科学&心理学にもとづく根拠があります。
その根拠の詳細はここでは省きますが、このbright line ruleを採用する最大の利点は、自分の「意志力」に頼らずにダイエットできることだと Dr Thompsonは説明しています。
(科学的な理由を知りたい方は、Dr Susan Thompsonの期間限定ビデオ(英語)をご覧ください。最初にクイズにに答えるとビデオへのリンクが出てきます。)
私たちは一日を通じて、様々な場面で意志力を使っています。
普段あまり意識していないかもしれませんが、私たちが意志力を酷使している時間は、一日を通じて約4時間と言われています。
また、意志力は減るのが早いバッテリーのようなもので、あっという間になくなっていきます。
私たちの生活は往々にして、その意志力というバッテリーが最も減っているときに、食べ物に関する意思決定を迫られるようになっています。
例えば、皆さんも普段の生活でこんな経験をされているのではないでしょうか?
これでは健康的な食事をしようと思っていても、なかなか実践が伴わないのもうなずけます。
意志力のバッテリーが最も減っているときに意志力に頼るのは、自ら失敗を呼び込んでいるようなものですよね。
そんな時に、偉大な効果を発揮してくれるのが”bright line rule”です。
自分の中に「何があっても絶対に破らないルール」がある限り、「今日はエクササイズを頑張ったから、ご褒美にデザートを食べてもいいよね?」という迷いが生まれることはありません。
私も長らくベジタリアンだった時期がありますが、そのときは「今日は特別な日だから、お肉を少し食べようかな?」という考えが浮かぶことは一切ありませんでした。
なぜなら、“bright line rule”で「食べない」と決めた食品群は、自動的に検討の範疇外に入ってしまうからです。
それらの選択肢は自分にはもう存在しないのですから、状況によって迷うこともありません。
つまり、食べ物に関して『無駄な意志力』を使わずに済むということです。
これは結果として素晴らしい開放感をもたらしてくれます。
ただ、ここで1つ問題があります。
恐らく皆さんもすでにお気づきのように、この”bright line rule”に、あなた自身がどこまでコミットできるかという問題です。
ダイエットに限らず、自分が定める”birght line rule”にコミットできるかどうかは、あなたの『本気度』にかかっています。
ですから、最初に自分に尋ねる必要がある質問は
「私は、どこまで本気で、このゴールを達成したいと思っているのか?」
この質問に対する答えが、あなたの成功を決定しているといっても過言ではありません!
さて、ここで改めて質問です。
「あなたはどれだけ本気で、今抱えているゴールを達成したいと思っていますか?」
ぜひ、◯◯%という具体的な数字を入れて、答えてみてくださいね。
この数字が100(以上!)であれば、あなたのゴールは、今からそう遠くない将来に達成されることでしょう!
では、また次回お会いしましょう!
ポジティブ心理学博士
山口まみ
追伸、
私がDr Thompsonの”bright line eating”を実行しようと決めたのは、それによりエネルギー量が一定して、頭が冴えている時間が長くなると知ったからです。私の仕事は(どの仕事もそうですが)頭が勝負の仕事です。なので、自分の頭がクリアであるということは、よい仕事を生み出す前提条件であるとともに、どれだけクライアントの皆様に貢献できるかということを決定します。なので、私にとって”bright line eating”を実行することは、”苦”ではなく”喜び”なのです。”bright line eating”をスタートしてまだ数日しか経っていませんが、すでに頭と心がスッキリする”開放感”を覚えています!本当にオススメです!
eBook『心理学博士が贈る7つの幸せレシピ』

いつからでも始められる、自分を磨き高める7つのレッスン。幸せのエッセンスが凝縮されたeBookです。