こんにちは、山口まみです。
最近、「我慢をしない」ということの大切さを実感しています。
というのも、うちの主人は、あることに関しては「我慢をしない」性格で、それが結果としてよい夫婦関係につながっているな~、と思うからです。
そのあることとは、「自分の体調」です。
例えば、家族で一日どこかに出かけて、家に帰って来たとします。
そこで疲れていたら、主人は我慢をせずに「ちょっと休んでくる」と言って、他のことは後回しにして、さっさと体を休めに寝室へ行きます。
最初は私もこんな彼の態度に「後のことは全部私に押し付けて、自分勝手だな~」と腹立たしく思ったこともありました。
でもね、あるとき、気づいたのです。
自分が疲れているのに、「我慢して誰かのために何かをやっている」という気持ちが少しでもあったら、そこには「抵抗」(resistance)が生まれます。
そして、このような「抵抗感」(resistance)を覚えると、人はイライラして怒りっぽい(resentful)人になります。
皆さんも経験ありませんか?
疲れを我慢して遅くまで家事などをやっていると、結果として家族に「八つ当たり」をしてしまう。
子どもに対する小言が増えたり、余計な冷たい一言が思わず口をついて出たりしてパートナーと険悪なムードになったり。。。
ここで誤解のないように言っておくと、私は「我慢する」こと自体が悪いと言っているわけではありません。
もちろん、ときには我慢が必要なときもあります。
けれども、常に我慢して周りに尽くすことが、必ずしもベストの結果を生み出すわけではない、ということを考えてみる価値があるということです。
うちの主人は、先ほど言ったように、自分の体調管理に対して我慢をしない人なので、いつも穏やかで機嫌の良い人です。
だからこそ、一緒にいることが心地よい人でもあります。
つまるところ、我慢をして不機嫌になるくらいなら、我慢をせずに上機嫌でいる方が、自分にとっても周りにとっても何十倍も良い、ということです。
それでも、「我慢する」ということは、日本人の私たちの骨身にしみているようなところがありますよね。
私もツイツイやってしまいます。
先日も主人に任せてさっさと寝ればいいのに、「子どもを寝かしつけるのは私の役目」と勝手に思い込み、疲れを我慢して娘の世話を焼いていました。
気づけば不機嫌な態度で子どもや主人にあたり散らしていて、家族全員、嫌~な気持ちで床につくことに。。。(汗)
そのときはイライラと怒りの感情が心を渦まいていて、娘や主人への批判と非難で頭がいっぱいでした。
それが一晩寝て疲れから解放されると、客観的な視点で自分や家族のことを眺められる自分がいました。
すると悪いのは家族ではなく、自分が無理して「我慢」したことに、そもそもの原因があったのだということが分かりました。
だから皆さんにも自問して欲しいのです。
「ここで我慢することが、自分のためにも、自分を囲む人のためにもなっているのか?」と。
答えが「ノー」であれば、思い切って「我慢しない」という選択をしてみてはどうでしょうか?
あなたが我慢しなくても、家庭はそれなりにまわっていくものです。
いや逆に、あなたが我慢しない方が、家庭はよりスムーズにまわっていくはずです。
何といっても、家族のメンバーそれぞれが「上機嫌(気元)」でいることが、幸せな家庭生活を実現するのですから。
ここで皆さんに2つ質問です。
「皆さんは何のために我慢するのですか?」
「あなたの我慢は、あなたが望む結果を生み出していますか?」
ぜひ、この質問への答えをじっくり考えてみてくださいね。
きっと今まで見えなかった新たな気づきがあるはずですから。
ではまた次回お会いしましょう!
ポジティブ心理学博士
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