皆さん、こんにちは。
ポジティブ心理学博士の山口まみです。
まずはお知らせです。
この度、2冊の新刊を電子書籍として出版しました。
『こころの心理学:幸せを何かに依存することからサヨナラしよう』
『こころの心理学』は心の働きの原理原則を徹底的に学べるだけでなく、心のからくりを日常で味方につける実践法について学べる内容になっています。
自分が心から望む人生を送れていない。。。と感じる方は、ぜひ『こころの心理学』を読んでください。
全ての基盤となる心の力を育くみ、心の力を味方につけて人生を創造する方法をご紹介しています。
フォトエッセイ集『日々の幸せはそこにある』は、2015年からFacebookにてスタートさせたPhoto Message(私の文章と双子の姉が撮影した写真のコラボ作品)をまとめて1冊の本にしたものです。
こちらは、「どんなときにも幸せを感じられる心の筋肉を鍛える」心のサプリメントとして使っていただける内容になっています。
本書は私自身もことある毎に読み返して、自分へのリマインダーとしても使っています(笑)。
*こちら新刊2冊の詳しい内容紹介は上記のリンクからご覧いただけます。
*『こころの心理学』に込めた想い(エッセンス)についてはこちらの動画でもお話しています。
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動画:新刊『こころの心理学に込めた想い』
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さて、今日の本題です。
WBポジティブマインドコミュニティにて「女性ホルモンに振り回されないメンタルケアなどはありますか?」というご質問をいただきました。
今日は、この素晴らしいご質問に対する私の回答をお話したいと思います。
女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が月経周期と共に変化するのはよく知られるところです。
また、それに伴う体調や気分の変化も、様々なメディアでよく取り上げられます。
けれども実際には、健康に最も大きな影響を及ぼすのは女性ホルモンではなく、別のホルモンです。
それは、何だと思いますか?
それは、皆さんもよくご存知のストレスホルモンです。
ストレスホルモンのコーチゾールやアドレナリンは、体が危険にさらされるような緊急事態に対応するために分泌されます。
ストレスホルモンの働きは、危険の対象から素早く逃げる体を整えるだけでなく、外から侵入する可能性のあるバクテリアやウィルスから体を守るために炎症反応を引き起こします。
こうしたストレスホルモンの存在は、それが短期である限り問題はありませんが、体に長く居座り続けると、逆に免疫機能やエネルギーを低下させます。
ストレスホルモンをスムーズに代謝させない原因は、私たちの中で反芻されるネガティブな思考と感情です。
慢性的な怖れ、怒り、悲しみ、妬みといった感情は、ストレスホルモンを体内に長く留めさせます。
それが、免疫機能にダメージを与えて、皮膚や骨の劣化、体重増加につながるだけでなく、鬱、癌、心臓病といったものを引き起こしていきます。
だからこそ、女性ホルモンの変化に伴う体調の変化ばかりに目を向けるのではなく、まずはストレスホルモンを高めない努力をする方が、より健康な心身を維持するうえで効果的です。
規則正しい生活、栄養のバランスが取れた食事、充分な睡眠、定期的なエクササイズはもちろんのこと、ネガティブな感情を溜め込まない努力をしていきましょう。
そして、ポジティブな感情を少しでも高められることに取り組みます。
友達に電話を入れる、好きな音楽を聴く、散歩をする、ペットと遊ぶ、良書を読む、趣味に没頭する。。。それが何であれ、自分の気持ちが少しでも明るくなることを行うのです。
頭であれこれ考えるだけでなく、実際に「行動」することが大切です。
そんなシンプルで小さな行動が、「達成感・満足感」というポジティブな報酬を脳に与えて、あなたの気持ちを大きく変えていきます。
体調の変化が気になるときこそ、女性ホルモンのバランスを心配するのではなく、自分の心のバランスを整えることに気を配る。
そのうえで、健康上、今の自分が必要としているサプリメントなどをとって、女性ホルモンバランスを整える応援をしてあげてもいいでしょう。
何より、自分の考え方、態度、感情が、日々のストレスホルモンレベルを決定しています。
ですから、体の健康を高めたければ、心の健康をまず高める。
それが女性ホルモンだけでなくストレスホルモンにも振り回されない
「パワフルで幸せな自分」を創っていく秘訣だと思います。
山口まみ拝
eBook『心理学博士が贈る7つの幸せレシピ』

いつからでも始められる、自分を磨き高める7つのレッスン。幸せのエッセンスが凝縮されたeBookです。