皆さん、こんにちは。
ポジティブ心理学博士 山口まみです。
日常生活ではついつい「やること(doing)」に追われて、今ここという時間に自分の意識を100%向ける(being)が怠られがちになります。
doingの罠は、やってもやっても終わりがないことです。
1つ何かを成し遂げたかと思えば、また次の瞬間には次の「やるべきこと」が待っています。
それは際限なく押し寄せてくるプレッシャーとなって、私たちを急き立て、焦らせ、イライラとさせます。
気付けば心は穏やかさを失い、仕事やその他の効率も下がり、がんばっているのに思うような成果が出ないということが起きます。
こうしてdoingに捕われすぎると、私たちは大切なbeingを見失い、「今ここ」にあるbeingを楽しむ心の余裕がなくなっていきます。
「今ここ」は未来のゴールを達成するための手段となり、素早く処理して次のターゲットに移る時間となります。
つまり、「今ここ」というかけがえのない時間が、あなたのタスクの一部、つまり敵のような存在になっていくのです。
でも、よくよく考えると、私たちには「今ここ」という時間しかありません。
過去は「今ここ」にひっぱってきた過去のイメージであり、未来は「今ここ」で想像している先の事柄にしか過ぎません。
つまり、過去はすでに存在せず、未来が実際にやってきたときには全て「今ここ」という体験になります。
そんな「今ここ」を充分に味わい楽しめないということは、人生そのものを楽しめないということにです。
doingに私たちを追い立てるのは、「今ここは充分でない」「私の人生はまだ充分でない」という思考が根底にあるからです。
でも、「今ここ」に私たちはbeingとして存在します。
そして実際に「今ここ」にいる自分(being)は、あるがままで充分な存在なのです。
そんなbeingに立ち戻り、平穏に満ちた時間を持つことは、心の健康にとって不可欠なことです。
今回の動画では、日常のdoingの最中であってもbeingに立ち戻るためにできる「ささやかだけれどパワフルな習慣」をご紹介しています。
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動画『BeingとDoingのバランスをとる』
皆さんの日常が「beingとdoingのバランス」のとれた喜び溢れるものとなりますように!
山口まみ拝
追伸、今日は心が喜ぶ時間を初対面の方々と過ごしてきました。なぜ、それが「心喜ぶ」時間となったかは、また次回のブログにてお話したいと思います!
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