みなさん、こんにちは。ポジティブ心理学博士の山口まみです。
当グログをご覧いただきありがとうございます。
私が心理学の中でも、ポジティブ心理学を専門に研究してきたのは、周りを見渡して、育った環境や境遇は似ていても、個人の幸せには大きな開きがあることに気付いたのが始まりでした。
そして、その「幸せの秘訣」は何なのか、それは後天的に学習して習得できるものなのか、ということを知りたいと思ったのです。
答えは嬉しい事に「できる!」でした。
ここで先を急ぐ前に、そもそも幸せと深く関連している「ポジティビティ」とは何なのかについてお話をしますね。
ポジティビティは「心の底から湧き出る幅広い肯定的な感情」です。
喜び、楽しみ、安らぎ、希望、愛、畏敬、鼓舞などが、その代表的な例です。
ポジティブ心理学の研究で、これらの肯定的な感情が、人の心の働きを広げ、その人の人間的資質を育てるということが分かってきました。
つまり、ポジティビティは、たとえそれがささやかなものであっても、幾度も経験され蓄積されるうちに、その人の人生に長期的、かつ、多大な影響を及ぼすということが判明したのです。
よく世間では「成功」が「幸せ」を生み出すー「外的な要因が満たされれば人は幸せになる」と思われていますよね。
ところが実際には、「幸せ」が「成功」や「健康」、そして「意味深い人間関係」といったものを生み出すということが分かったのです。
ポジティビティを感じているとき、その人は心を開きます。
新しいアイディアが浮かんで来たり、それまで想いもしなかった突飛とも思える考えや、そういう考えを持つ人を抵抗なく受け入れられるようになるのも、ポジティビティの効用です。
外に向けて目が開かれ、好奇心豊かになり、新しい物事へチャレンジする意欲もわいて来ます。
同じ物事に対しても、新しい視点や俯瞰的な視点から、今までとは違う面や全体像を見ることができるようになります。
心が開かれているので、それまで出逢わなかったような人たちとのご縁も広がっていきます。
そうして、ポジティビティはその人の知的、精神的、肉体的、社会的資質(リソース)を形成してくれるのです。
想像してみてください。
「幸せ」を常に感じられるように自分の意識を向けることで、どんどん拡大・成長していく自分の姿を。
そのポジティブな上昇スパイラルには、自分だけでなく周りの人も巻き込んで「幸せ」や「成功」を広げていく力があります。
あなたが「幸せ」で満たされ、どんどんエネルギーを増して拡大成長しているとき、あなたは周りの人にも貢献できる力を持つ人になっているのです。
だから、まずは自分の「幸せ」を最優先してください。
あなたがポジティビティをたくさん経験することではじめて、あなたは周りにもたくさんのものを与えられる人になるのですから。。。
自分の感情を「徹底的に最優先する自己中心主義」になることをおすすめします。
周りの状況や人の言動に自分の「幸せ」を委ねないでください。
あなたはどんな状況下においても、自分の「幸せ」をしっかり感じ取れる、つかみ取れる力を持っているのですから。。。
山口まみ拝
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