不運を幸運に変える力「レジリエンス」

こんにちは、ポジティブ心理学博士の山口まみです。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
先日、くまもとハートカレッジ定例会にて「レジリエンス」をテーマに講演セミナーを行いました。
そこでお話しした内容でレジリエンスの「エッセンス」といえるものを、ここでご紹介したいと思います。
もともと『レジリエンス』という言葉は「外力による歪みを跳ね返す力」を意味する物理学の用語として生まれたものです。
それが、「ストレスを受けても、それを跳ね返して精神的健康を保つ人間の心の働き」を表す心理的用語としても流用されるようになりました。
今では、レジリエンス=「逆境を跳ね返す力」「落ち込みから回復する力」などとして、ビジネスや教育の現場でも広く知られるようになった言葉です。
レジリエンスは簡単に言えば、「心の筋肉」です。
その「しなやかで逞しい心のあり方」は肉体の筋肉同様、正しい方法でトレーニングすれば、持って生まれた性格などとは無関係に、きちんと鍛えられることが心理学の数々の研究から分かってきました。
レジリエンスには大きく分類して4つの筋肉があることが分かっています。

① I have 「私は~を持っている」(社会的支援)
② I am 「私は~です」(自尊感情)
③ I can 「私は~できます」(自己効力感)
④ I like  「私は~が好きです」(ポジティブ感情)

この中でも、私は②の自尊感情を高めるということが一番簡単に取り組める「心の筋トレ」ではないかと思うので詳しくご説明したいと思います。
自尊感情は「私はありのままでいいんだ」というあるがままの自分を大切に思う気持ちや、「私は自分が好きだ」と素直に自分を受け止める気持ちを指します。
幼い頃から、兄弟や友人と比較されたり、親や先生から手厳しい評価をくだされて育ってきた人というのは、なかなか高い自尊感情を持つことができません。
それは本人の責任ではなくて、そういった環境に生まれ育ち、否定的な人生体験を経たことによる影響が多大なのです。
ですから、ただ単に「もっと自分のことを好きになっていいんだよ」と言っても、あまり効果はありません。
それよりも本人が自分の強みに気づけるような意識の向け方を促してあげる方が、自分を受け入れる材料や証拠が揃うため、本人も納得して自分を受け入れることが容易になります。
今では強み診断テストなどオンラインで受けられますから、それも1つの指標になるかとは思います。
ただ、診断テストは、万人が受けられて、かつ明確な結果が出せるものでなくてはならないという性質上、カテゴリー化された抽象的な言葉が並びがちです。
人間の多面的な性質を考えると、ある型にははまりきれない特性というのも出てくるのは当然です。
そのため、診断結果をみても今一つピンとこないという場合があるかと思います。
ですから、自分の強みを探るときには診断テストのようなものにばかり頼るのではなく、自分を自分の目でしっかり見つめ直すことが必要になってきます。
または、身近な心許せる人に直接、「私の強みってどんなところにあると思う?」と尋ねてみるのもいいと思います。
自分の強みを振り返るワークとしては下記の項目を書き出してみることもおすすめです。
【自分の強みを見つけるワーク】
①これまで成し遂げてきたこと
②自分が心身共に没頭できる活動(とその性質)
③従事していると、自分が「活かされている!」と感じて、またやりたいと思える行為
④人によく褒められる(コメント)されること

自分の強みは当たり前と思っていることが多いので、意識的に「強みを探す」ワークをしなければ見過ごしがちです。
でも、私たちはそれぞれ、自分にしかない感性や才能、人間的資質をもって生まれてきています。
それはまさしく『ギフト』と呼ぶにふさわしいものです。
そのギフトを自覚して活用して生きていくことは、自尊感情を高め、それがひいてはレジリエンスを高めることにつながります。
レジリエンスは元々私たち誰しもに備わった心の力です。
そして、逆境や困難な状況に直面する度に、私たちのレジリエンスは高まっていくのです。
レジリエンスは究極的には「不運を幸運に変える力」と言い換えられるのかもしれません。
私はそのことをキリスト教伝道師でもあり、モチベーションスピーカーとして世界中の人々に力を与えて続けているニック・ブイチチさんの姿から教わりました。
彼の動画はこちらからご覧いただけます。
誰しもの心の中に宿るレジリエンスという「不運を幸運に変える力」
その存在に気づき、高めていく努力をすることで、私たちはますます輝き、人にも愛と勇気を与えられる存在になるのだろうと思います。

山口 まみ 拝
追伸、
5歳の娘が先週の日曜日からインフルエンザを発症しました。普段すこぶる元気な彼女が高熱を出してグッタリしている様子を見るのは辛かったのですが、これも彼女の「レジリエンス」を鍛えてくれる貴重な体験と自分に言い聞かせていました。今ではすっかり回復して、またいつもの口答えが出来る彼女に戻ってきました。いつもならカチンとくるような憎まれ口が「これも回復した証拠!」と喜んでいる自分に思わず苦笑いをしています。。。(笑)

新刊『隠れネガティブを解消する本: あと一歩、踏み出せる自分に変わる』(三笠書房)
全国書店&アマゾンにて好評発売中!
☆★最幸の結婚生活を実現するパートナーシップ講座無料体験会(座談会)★☆
~世界で一つしかない「私たち二人の幸せのカタチ」を築き上げよう~
2015年2月4日(水)10:00-11:30
☆★出版記念特別講座<10名限定>「隠れネガティブを解消する本」の使い方★☆
~「隠れネガティブ」読者のあなたに人生の好転スパイラルを起こす方法を徹底解説~
2015年2月15日(日)10:00-16:00
☆★☆講演、執筆、セミナーのご依頼☆★☆
過去に実施したテーマについてはこちらからご覧いただけます。
お気軽にお問い合わせください
turningpoint.jp@gmail.com
090-3739-3992 (山口)