Serendipity 不運を幸運に変える力

こんにちは、ポジティブ心理学博士の山口まみです。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今月の心理学博士が教えるHappyカフェセミナーのテーマは「レジリエンス(逆境を跳ね返す力)」でした。
レジリエンスとは、元々物理学用語で、「外力による歪みを跳ね返す力」を意味します。
それは、例えばゴム板が外力により曲げられたり、伸ばされたり、縮められても、また元の形に戻る力を表しています。
私たちの心の中にもそのような回復力や復元力と言われる「レジリエンス」が存在します。
それは、日々のストレスから、受験、リストラ、離別、天災、大切な人の死に至るまで、様々な困難に直面した時に、それを乗り越えていく上で欠かせない「しなやかで強い心の力」です。
レジリエンスは心の筋力であり、体の筋力と同じく鍛えていかなければ、その力は衰えてしまい、いざという時にその力を発揮することが出来ません。

では、具体的にレジリエンスはどのようにして高めていくことができるのか?
それをお話する前に、まずは認知療法士のアルバート・エリスが提唱した「レジリエンスのABC」を一緒に見ていきましょう。
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レジリエンスのABC
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A (adversity) 逆境

B (belief) 信念、思い込み

C (consequence) 結果
ここで注目していただきたいのは、逆境が直接結果につながるわけではなく、その個人が持つ信念(思い込み)に応じて結果が生まれるという点です。
これはつまり、同じ困難でもそれを克服できるのか否か、その逆境が成長という結果を生み出すか否かは、その人が持つ信念によって決定されるということです。
信念の対象は大きく2つに分けられます。
1つは外の世界に関する信念、もう1つは自分自身に対する信念です。
これらは相互作用してその人の信念体系を作っていきますが、レジリエンスでより大事なのは、後者の自分自身に対する信念です。
私たちは無意識に「自分はどういう人間である」という自己概念を持っています。
これは、成長過程において親や教師、周りの人から受けた様々な評価、何かを達成または挫折した体験、他者との人間関係などを通じて形成されるものです。
そして、他者の評価に大きく影響を受けた「私はこういう人間だ」というレーベルを、私たちは往々にして疑うことなく受け入れ、自分の中に取り込んでいきます。
けれども、これが必ずしも正解かというと、そんなことはありません。
人間は皆、多面的で複雑、かつ豊かな内面を持ち、「あなたは◯◯な人」と一口にカテゴライズできるものでは決してないからです。
自己概念が自分のためになっているかいないかを判断し、自分のためになっていない自己概念は手放すことが大切です。
なぜなら、狭められた自己概念を持つことは、自分の可能性を制限することでもあるのですから。
まずは、自己に関する信念は、自分が意識的、意図的に選択することが出来るということを理解してください。

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レジリエンスを高める方法
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レジリエンスを高める一番効果的な方法は、自分がこれまで乗り越えて来た過去の逆境体験を振り返り、それをストーリーにすることです。
これは「逆境克服物語」という手法で、自分が直面した逆境、乗り越えたきっかけ、手段、最終的にその体験から得た意味、価値を盛り込んでストーリーにするというものです。
こうして自身の逆境体験を客観的に観察することで、自分が実は「レジリエンス」という強さを持っていることを知ることは、大きな力になります。
それはアル・シーバーとが著書「凹まない人の秘密」の中で述べられている「不運を幸運に変える力(セレンディピティ)」を養っていくことでもあります。
不運を幸運に変えてしまうセレンディピティが起こるためには、受け身の姿勢ではなく、自分の力でその困難を乗り越えようとする働きかけが必要です。
それは、実は本来の自分に立ち戻ることでもあります。
なぜなら、私たちは高いレジリエンスを元々備え持って生まれてくるからです。
赤ちゃんが歩くことを習得する模様を見たことがある方は分かると思います。
赤ちゃんは一歩を踏み出そうとしては倒れ、また起き上がり、一歩を踏み出し、倒れ、また起き上がりという動作を数えきれないほど何度も繰り返して、やっと歩くことをマスターします。

その間、大抵の赤ちゃんは泣くどころか、時には笑いながら、そのチャレンジに挑んでいきます。
その心の強さは、小さな体からもとても想像できないほど大きなものです。
そんな強くしなやかな心を持って生まれてきた私たちが、いつの頃からか、自分の強さを疑うようになったり、心に宿る力を感じられなくなったりします。
それは本来の自己の周りに、自己防衛のための多くのレイヤーを重ねていくことで、自己本来の姿が見えなくなることが原因です。
レジリエンスを鍛えることは、つまり、自己を再発見することでもあると私は思います。
それは何より元々自分の中に備わっていた「心の力」を思い出し、呼び覚まし、その力を自分の手の中に取り戻していくことです。

自分が「自分のレジリエンスヒーローである」ことを思い出し、自信と勇気をもって困難を成長の機会に、不運を幸運に変えていっていただきたいなと思います。
山口 まみ拝

追伸、レジリエンスのセミナーでは、受講生の方に沢山の「自己を振り返る」ワークをしてもらいました。「自分のことは自分が一番よく分かっている」つもりでいますが、実際にはそうではないということを受講生も実感されていました。自分を再発見し、本来の自分を取り戻していくということは、私たちが生きる上で永遠のテーマのような気がします。

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