こんにちは、ポジティブ心理学博士 山口まみです。
先週から風邪をひいてしまい、酷い頭痛、悪寒、鼻づまり、鼻水、耳の痛み、目の痛み、吐き気、体力&気力の減退などを体験した1週間余りとなりました。
今日にきて、ようやく復活の兆しが見えて、パソコンに向かう元気が戻ってきたところです。
そんな体調の悪さを体験しながら、思ったこと。
それは一見、不機嫌そうに見える人も、実は体調が悪かったり、どこかに痛みを感じながら生活しているのかもしれないということでした。
自分の状態がすこぶる良くて健康でいると、そうでない人の状態や心境まで、なかなか思いが至らないものです。
自分が具合の悪さを体験してみてはじめて、相手の痛みが(少し)分かるようになるのだと、改めて実感した次第です。
また、具合が悪くて思うように仕事を進められない自分を、やもすれば責めている自分がいることにも気づきました。
というわけで、今日は「批判」について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
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批判しないという決意
〜無条件の愛から生まれるもの〜
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私たちは、気づけば「自分を批判する」傾向にあります。
自分を批判して気持ちがよくなることはないのに、何故わたしたちは自分を責めてしまうのでしょうか?
それは、
自分を叱咤激励しないと、怠け者になってしまうと信じているから?
自分を批判することが、「より良い人間」に近づくために必要だから?
けれども実のところ、自己批判から生まれるのは、「自分のことを真に理解してもらえない」という悲しみだけです。
そこで、皆さんに決意してもらいたいことがあります。
今日から自分を一切批判しないということ。
言い換えると、それは自分に「無条件の愛」を注ぐことでもあります。
想像してみてください。
朝起きてから夜床につくまで、誰にも責められたり批判されたりすることのない一日を過ごすことを。
どんな気分がするでしょうか?
きっと、ものすごい開放感を感じるはずです。
そして、少しずつ何かを始める気力が徐々に湧いてきたり、新しいこことにチャレンジする勇気も湧いてくるはずです。
そうして自分を「批判しない」姿勢を貫いていると、さらなるポジティブな副作用が起こってきます。
それは、他人を批判することがなくなっていくということ。
なぜなら、相手も自分と同じように、その場で出来る限りの「ベストを尽くしている」ことを知るからです。
私たちは心身共に、いつも100%万全でいるということはできません。
時には体調を崩したり、精神的に参っていたりして、外に向かっていく体力&気力が湧かないときもあります。
でも、そんなときでも、そのときに出来る限りの最善を尽くそうとしていることに変わりはありません。
だから、そんな自分を批判しない。
そして、他人も批判しない。
この姿勢を貫いていけたら、私たちの人生と世界は本当に大きく変わっていくことは間違いありませんね。
私にしては珍しくベッドで長い時間を過ごした今回の風邪という体験のおかげで、また自分と他人のありのままを受け止めることの大切さを学ぶ機会とをもらいました。
まだまだ完全復活とはいかない私ですが、こうして動けることに感謝しつつ、今日という一日を大切に過ごしていきたいと思います。
今日も皆さんにとって良い一日となりますように!
ポジティブ心理学博士
山口まみ
追伸、今週の金曜日で娘の学校は終わりで、1月末までホリデー入ります(日本の夏休み以上に長いお休みです!)。親子共に充実したホリデー期間を過ごせるように、色々と計画したいと考えているところです。娘は最近新体操にはまっていて、新体操クラブで開催予定のホリデープログラムに参加できることを楽しみにしています。
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