皆さん、こんにちは。ポジティブ心理学博士 山口まみです。
結婚歴15年にもなり、主人と出会ったばかりの頃の新鮮味がさすがに薄れてくると、若いカップルから気づかされることが多々あります(笑)。
今、あるカフェでこの記事を書いていますが、私の座っているところから10メートル離れたところに座っている高校生のカップルの様子がよく見えます。
そっと観察してみると、そのカップルが親密な関係を築きあげているプロセスがよく分かります。
若い2人は互いの目をよく見つめ合い、絶え間なく対話を続けています。
スマホばかり見るのに忙しくて、一緒のテーブルに座っているけれど互いを無視している熟年夫婦とは大違いです(笑)
実はここに良好な夫婦関係を維持する鍵が隠されています。
長年かけて何百組という夫婦を観察してきた心理学者ジョン・ゴットマンも、夫婦の危機を迎えているカップルには特に
「相手のことを知るための対話」を続けることを推奨しています。
私たちは自分のパートナーのことは、よく分かっているつもりでいます。
けれども実際には、この「分かっているつもり」が、誤解を生み、2人の溝が深まる原因を作ってしまうことがあります。
例えばあなたは、パートナーが今一番興味関心のあることは何か知っていますか?
パートナーの夢(未来への希望)についてはどうですか?
私たちは夫婦関係において、相手から何かを満たしてもらうことを期待しがちです。
それは家事や育児の分担であったり、自分への励ましや愛や共感の言葉であったりします。
いずれも突き詰めていくと、「愛されたい、認められたい、大切にされたい、尊重されたい」という欲求の表れであることが分かります。
それは人間の根源的な欲求でもあり、あなたがそう感じているのと同様に、あなたのパートナーも感じているものです。
ここでちょっと自分を振り返ってみましょう。
最近、パートナーに優しい労りの言葉をかけていますか?
感謝の気持ちや愛情を、態度や行動で示していますか?
子供の頃に「自分がされて嬉しいことを、相手にもしてあげなさい」と言われたものですが、それは夫婦関係においても全く同じです。
私たちは常に自分の立ち位置から物事を見ています。
他者の立場に立つということは、意識しないとなかなか出来ないことです。
ですから、時にはパートナーの視点に立って、相手がどんな気持ちを感じているのか、どんなことを考えているのか、ということにじっくり思いを馳せてみるとよいと思います。
パートナーは自分に対してどんな欲求や期待(希望)を持っているだろうかと考えてみてください。
そして、単に推測するだけでなく、実際に相手の気持ちや考えを尋ねてみてください。
最後には、もちろんあなたの正直な気持ちや考えを相手に伝えることもお忘れなく!
時には相手の視点に立ち、相手を知る対話を続けていくこと。
私自身、そんな大切なことを忘れがちなので、ここで皆さんにシェアしておきたいと思います(笑)
山口 まみ拝
追伸、
昨日は雑誌の取材にラジオ収録と楽しい時間を過ごさせていただきました。どの道でもプロとして働いている人たちと仕事をさせていただくと良い刺激をたくさん受けることが出来ます。「あの人と仕事がしたい!」と言ってもらえるようなプロフェッショナルになれるよう、私も精進していきたいと思います!!
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