子どものいやいや期&思春期の反抗期の本当の理由を知っていますか?

皆さん、こんにちは。
ポジティブ心理学博士の山口まみです。

先日、お友達家族が子どもさんを連れて遊びに来てくれたときのことです。

そこは3人兄弟で、上2人が女の子で、一番下が4歳の男の子。

前までは聞き分けのよかった末の男の子が、最近ものすごく反抗するようになって大変だという話を、ご両親がしてくれました。

私たち大人が話す傍ら、女の子達は静かに絵を描いています。

一方、男の子は色々なことに興味を持って、大きな木の枝を持ち上げたり、カーテンを自分に巻き付けてみたり。。。

でも、残念ながらどれもこれも、「それは危ない」「カーテンレールが壊れる」と親からすぐに止められるばかり。

そのように彼の自発的な行動は抑圧されるものの、「これをしてみたら?」という代替の提案は与えられません。

そこで、私がパズルやドミノ倒しのおもちゃを出してきて、彼と一緒にやりだすと、しっかりコミュニケーションを図りながら、目の前の遊びに集中します。

そんな彼の姿を見ていて、彼の親に対する反抗(反発心)は、まさしくcounterwill(反発意志)の表れだということが分かりました。

connterwillというのは、元は心理学者Otto Rankが生み出した言葉で、その後発達心理学者のGordon Neufeldによって展開された概念です。

counterwillとは、未発達の自我(自分という個の確立)を持つ人が、周りから意志を強要されようとするときに自動的に湧き起こる抵抗で、反発心と反発行動を伴います。

これは周りから独立した確かな自分という個(自我)を確立するために、私たち人間に元々備わったもので、本人の性格(頑固さ、聞き分けのなさ)からきているものではありません。

特に「いやいや期」と言われる幼児に見られるように、自分の周りに「いやだ」という壁を打ち立て、他人の強い影響に圧倒されずに、自分本来の好みや関心といったものを徐々に学ぶ大事な発達プロセスでもあります。

これはまさしく小さな苗木の周りにフェンスを立てることで、脆い苗木の成長を守ることと同じです。

なので、まだ未発達で脆く弱い自我しか持たない子どもが、自我の芽生えと確立を図ろうとするときに、counterwillが顕著になります。

つまり、思春期にみられる反抗期は、幼児期に続くcounterwillの2度目の到来といえるのです。

このcounterwillの発現は、親の目には「問題行動」として映りがちで、その行動を抑え込もうと親は躍起になります。

けれども、これは全くの逆効果です。

親が子どもへの圧力を強くすればするほど、子どもからの反発も強まります。

もしくは、その時は親の圧力に屈したとしても、後に大きな反発となって返ってくることは間違いありません。

ここで、親の私たちが行わなくてはならないのは、子育てにおける長期的なゴールを思い出すことです。

子育てのゴールは「周りに簡単に影響されない、しっかりとした”個”を持った人間」を育てることですよね。

そのためにも、まずは子どもに「親は自分のことを無条件に受け止めてくれている」という安心感・安全感を持ってもらうことです。

これは「子どもの言いなりになって、どんどん甘やかす」ということではなく、「あなたが時に感情的になっても、親の願う行動を取らなくても、あなたという人間を認めて愛していますよ」というメッセージを言葉や態度なりで表現していくということです。

子どもが親との関係において「安心感・安全感」を感じるほど、子どもの自我は健やかに育っていきます。 

つまり「他人とは異なる確固とした自分」という感覚が自分の中にしっかり育っていけばいくほど、counterwillの強さは弱まっていきます。

なぜなら、確固とした自分を持っている人は、必死になってむやみやたらに自分という個を守る必要がないからです。

子どもだけに拘わらず、このcounterwillは大人になっても時折表れます。

周りからのアドバイスや提案に対して、自分の中に「過大な抵抗」が生まれると感じるときは、このcounterwillの概念を思い出してください。

そして、「自分が本当は何に対して抵抗しているのか?」と自問してみましょう。

考え無しに抵抗することで、相手との関係性だけでなく、自分にも害を及ぼしていることに気づくことがあるかもしれません。

独立した健康な人間となるために備わった”counterwill”というメカニズム。

子育てに限らず、自分育てという観点からも知っておく価値のあるものだと思います。

山口まみ拝

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