言葉をゼロにしてみたら

皆さんもご存知のように先日、ニュージーランドのクライストチャーチで2カ所のモスクが襲撃されるという痛ましい事件が起こりました。

丁度今、オタゴポリテクニックで通訳の仕事をしていることもあり、昨日行われたポリテクニックでの緊急集会では通訳者として会場に入りました。

そこで話されたのは 、主にニュージーランドが人種、文化、宗教、言語などを超えて多様性を進んで受け入れる国であること。

お互いを敬い重んじる気持ちには何の変化もないこと。

今回、犠牲者となった方々、また直接的&間接的に影響を受けているイスラム教徒の人々を、様々な面でサポートしていくこと。

私たちはみな深いところでつながっていること。

そんな力強いメッセージが強調されました。

我が家の娘も、学校の同級生の親戚が犠牲者となって亡くなったことを知り、その悲しみにくれている同級生にカードを書いていました。

もちろん言葉には限界があるけれど、こういう時だからこそ、目に見える想いとして表現される言葉が、とても貴重なものであることを改めて実感する日となりました。

今回の件に限らず、胸の内がモヤモヤするときは、自分の考えや気持ちを言葉にして表現するー紙に書く、友人に話す、誰かに相談するーことを、私はいつも薦めています。

その理由は、曖昧模糊とした思いを言葉に変えて表現することで、自分自身を客観的に見る視点を養えるからです。

それと同時に、考えや気持ちが形あるものとして外に出されて、整理されることで、心に新たなスペースが生まれ、今まで気づかなかった新しい解決策や打開策が見つかるという効果があるからです。

けれども、これまで自分の心の内を紙に書いてきたけれど、同じことの繰り返しで、進歩していない自分を逆に責めてしまう。。。という声を最近いただきました。

ここで推測されるのは、言葉に集中することで理論・理性を司る左脳ばかりが活性化され、問題自体にフォーカスが向かい、その問題の外にある解決策にアクセスができなくなってるという状態です。

それと同時に、自分を見る視点が「批判」モードに入ってしまい、ネガティブな気持ちが心を占有するという、意図しているものとは逆の結果が引き起こされています。

そういう場合には、気持ちや感覚(情動)を司り、物事の全体像を捉えることを助けてくれる右脳を意図的に働かせることが必要です。

そのためにも、ここでは紙に書くことを一旦忘れて、Martha Beckさんが薦めている”wordless”(言葉を全くなくして、身体の内側や外の世界を観察する感覚に集中すること)を試してみることです。

自分を批判する声や不安心配の声も含めて、心の中に湧き起こる言葉を一切ゼロにしてみたら、残るのは感覚だけです。

その感覚が何を自分に教えようとしてくれているのか?

実際に言葉をゼロにして、”wordless” を体験してみて、私が気づいたのはこういうことです。

「今ここ」にいる自分はそれだけでOKであり、物事は自分が考えていたほど深刻ではなかったということ。

自分の問題は世界中で多くの人々が抱えている問題(貧困、病気、テロリズム、失業、社会の破綻、家族崩壊)に比べたら、実際には「大きな問題」ではなかったということ。

そして、どんな時にも、前へ向かって生きようとするポジティブなエネルギーが身体の中にしっかり宿っていること。

“wordless”という概念は、多くの人にとって馴染みがないもので、最初はとっつきにくく感じるかもしれません。

まずは空を見上げて、そこに良い悪いという判断を下さなければ、どういう気持ちや感覚が生まれるかを観察してみてください。

そして、空を眺めたまま、耳から入ってくる美しい音(鳥の鳴き声)、口の中のソフトな感覚、身体の中で心地よさを覚えている部分にフォーカスして、それらの感覚全てを同時に(言葉なしに)感じとります。

このエクササイズをやりながら、頭で何かを考えるということはできないはずです。

もしくは、「考え」を脇において、純粋に自然を100%楽しみながら、ソフトフォーカスで周りを観察しながら、自然の中を歩くというのもいいでしょう。

こうした練習を繰り返すことで、自分を”wordless”の世界にならしていきます。

言葉を駆使しても自分を見失ったように感じるときには、”wordless”に切り替えることで、本来の自分に立ち戻る道を見つけることができます。

言葉を使うことの利点と言葉を使わないことで得られる利点。

両方をバランスよく上手に使えるようになることが、まさしくバランスの取れた心を作るためにも大切なようですね。

山口まみ拝

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“Wordless”を日常に取り入れるためにも、瞑想は大いに役立ってくれます。

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