皆さん、こんにちは。
ポジティブ心理学博士 山口まみです。
只今、新しい本の企画にとりかかっています。
その企画とは、私が昔から興味のあったテーマ「マインドフルネス」です。
そんな折に、オタゴ大学の先生からも、マインドフルネス瞑想に関する学術文献関連の仕事の依頼がきたりなどして、何だか「引き寄せ」を感じています(笑)。
マインドフルネスとは、一切の判断&批判を行うことなく、意識を「今ここ」に向けることと定義されています。
「今ここ」の中には、自分を取り囲む空間で起こっていることも、それから自分の内部で起こっていること(考え、気持ち、体の感覚)なども入ります。
それら全てに対して、「よい」「悪い」という判断を一切加えることなく、純粋に観察するという姿勢を貫くことは、予想以上に難しいものです。
マインドフルネスを意識してはじめて、いかに自分自身や他人に対しても批判的な態度を持っているかということに気づかされます。
マインドフルネスの素晴らしいところは、自分の思考や気持ちを客観的に見つめられる「傍観者の視点」を養えることです。
なぜなら、私たちが悩んだり苦しんだりするのは、自分の思考&気持ちと一体化してしまい、それに捕われてしまうことにあるからです。
実際には、思考は単なる思考であって、放っておけば流れて消えていく雲のようなものです。
それ自体には、何のパワーもありません。
だから、「あ〜、今こんな形の雲が心の中を流れいるんだな〜」と好奇心とオープンマインドでただ眺めてみる。
そんな風に、自分の思考と気持ちを眺めることができれば、雲の数は次第に減っていき、その合間には青空がどんどん広がっていきます。
この青空(穏やかで心地よい状態)が「本来の自分」と繋がっている状態です。
日常生活においてマインドフルネスを意識する機会は、実は無限にあります。
シャワーを浴びるとき、歯を磨くとき、外を歩いているとき、全ての瞬間が、マインドフルネスを練習する機会を与えてくれています。
ただ、確実にマインドフルネスを養うには、「捕われない意識」をトレーニングする瞑想を習慣化させることです。
まずは一日5分でいいから(朝起きてすぐにでも!)、何もせずに目を閉じて、自分の呼吸に意識を向ける時間を持ってみてください。
呼吸は浅いか深いか、速いかゆったりしているか、リラックスしている感じか、それとも緊張している感じか。。。
呼吸をコントロールするのではなく、あるがままの呼吸をただ観察するだけ。
そして、自分の意識がある「思考」に漂ってしまったことに気づいたら、また意識を呼吸に戻す。
その繰り返しがあなたの意識のトレーニングになります。
マインドフルネスは、
幸せな人生を送るための「ライフスキル」です。
つまり、それは練習なしには、決して持つことができない技術だということ。
一日たったの5分。
けれど、この5分があなたの人生を好転させるのだとしたら、投資する価値は大いにありますね。
それでは今日もマインドフルな一日をお過ごしください!
ポジティブ心理学博士
山口まみ
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