皆さん、こんにちは。ポジティブ心理学博士 山口まみです。
こういうのも何ですが、ニュージーランドに転居してから、普段の生活がすごくラクになりました。
というのも、家事の手抜きが大幅に出来るようになったから(笑)。
皆さんに本当のところをぶっちゃけると、普段のご飯は出来るだけ手がかからないものを作りますし、前日の残り物があればそれを食べます。
時には主人が冷蔵庫にある残り物の食材を使って、オリジナル料理を作ってくれます。
洗濯も掃除も毎日はやりません。
バスルームやシンク周りなど、気になるところだけ、毎日ちゃちゃっと掃除するだけです。
そして、どうしても気になってきたら掃除機や拭き掃除をやります。
そうすることで、家事以外のことに集中する時間を大幅に増やすことができました。
もちろん、「私ばっかりが家事をやっている!」という家族に対するフラストレーションやイライラを減らすことにもつながっています(笑)。
というわけで、私は家事に関しては「手抜き」を大いに推奨しています。
けれども、普段の生活において、絶対に「手抜き」してはならない大切なことが1つあります。
それは自分の
『思考管理』です。
私たちは自分の思考によって、自分が感じる気持ちを毎瞬生み出しています。
そして、その思考が物事の捉え方を決定し、自分が体験する「現実」(個人的体験)を作り出します。
でも、私たちは呼吸するように「思考」しているので、自分が「思考」していること自体を忘れてしまいがちです。
そして何より、その思考内容によって自分の気持ちと現実(個人的体験)が作られていることに、なかなか気づけずにいます。
(*思考とは、論理的に筋道を立てて、熟考することだけを指すのではありません。何気に浮かんでくるような思考も立派な思考です。)
でも、一旦この思考と感情を中心とした「心のからくり」が理解できるようになると、「思考」がいかに大切な心の機能であるか分かるようになります。
もちろん、一日に何万個と浮かぶ思考を、常時モニターし続ける、なんてことは誰にもできません。
けれども、思考の産物である気持ちがナビゲーターとなって、自分の「思考」を振り返り、軌道修正を図るタイミングを教えてくれます。
この
「ネガティブな気持ち」を野放しにしないというのは大事なことです。
なぜなら、私たちがネガティブな気持ちを感じているときは、意識の幅を狭め、物事の全体を俯瞰的に捉えるということを不可能にするからです。
そんな状態で、物事を解決しようと、どれだけがんばって「思考」しても、望む結果が生まれないのは当然です。
だから一番大事なのは、少しでも自分の気持ちがよくなるように「思考」を整えることで、自分の意識の幅を広げること。
それは山を登ることとよく似ています。
私も昔山登りをしていたことがありますが、高みに登れば登るほど、小さいことにくよくよしていた自分が馬鹿らしく思えたものです。
そうして自分の意識のレベルが高まると、自分の中に元々ある洞察、智恵、良識といったものが自然と戻ってきます。
それは、外に答えを求める生き方ではなく、まさしく自分の内に答えを求める生き方です。
心の筋肉を鍛えるとは、つまるところ、自分の心の内を見つめる洞察力(in-sight)を養うということ。
それと同時に、自分の「いい気持ち」を徹底的に大切にする姿勢を貫くこと。
そうすると、人生が驚くほど「ラク(楽)&スムーズ」に流れていくようになります。
『思考管理』という意識的な心への働きかけ。
実践&鍛錬する価値は大ありですね。
さて、皆さんは、ネガティブな気持ちを感じるとき、どんな風に考えることで「いい気持ち」を取り戻していますか?
それは状況によっても変わるでしょうが、私の万能選手ともいえる思考は
「大丈夫、全てはうまくいっている!」
です。
よかったら、皆さんの万能選手(思考)も教えてくださいね!
ポジティブ心理学博士
山口まみ
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