The Wisdom of Insecurity(不安という叡智)

こんにちは、ポジティブ心理学博士の山口まみです。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
いよいよ3月も最後の週となりましたね。
我が家の窓から見える山にも、白やピンクの山桜があちらこちらで咲いています。
「春のうららの~」という歌詞が思わず口をついて出そうな気候です(笑)。
さて、最近ちょっと難しい本を読んでいます。
1951年に出版された”*The Wisdom of Insecurity” (by Alan W. Watts)です。
本では人間が持つ不安感についての考察が行われています。

本の冒頭で「水を紙に包んで誰かに送る」という命題のようなものが記述されています。
もちろん、耐水性の高い紙を使えば、紙が駄目になってしまうということはありませんが、そもそもどうやって水を紙に包むのかという課題が残ります。
これと同じく、いわゆる科学者や経済学者と言われる才能ある人たちは、人の一生というカオスのような体験を、知恵を絞って1つのパッケージに収めようとしていると著者は言います。
よく考えてみると、これは何も専門家に限ったことではなく、私たち個人も自分の人生をどうにかして意味ある枠付けの中に収めようと必死になっているところがあります。
これまでの社会は「より良い生活」「より豊かな暮らし」を求めて長時間労働や休日出勤にも不平不満を言わずがんばってくれば業績が伸びた時代でした。
ところが今は、年功序列や終身雇用という制度が崩壊し、長年同じ会社に献身的に働いてきた人たちですら「リストラ」という肩たたきにいつあってもおかしくないという時代です。
このような角度から将来のことを思えば、不安心配の種は尽きることがありません。
でも、この「不安心配の増大」、ひいては「生への不安」は今の時代に特殊なことではなく、どの時代にも実は存在したことです。
飢餓、戦争、貧困、抑圧と日々直面していた時代と比べれば、今の時代は逆にいたって恵まれているといえます。
私たちは切羽詰まったように感じる時、視野が狭まり、もう選択の余地はどこにもなく、逃げ場もないといった閉塞感を感じてしまいがちです。
そんな時、「いつの時代もこのような不安と人間は顔を突き合わせで生きてきたんだ」と自分に言い聞かせると少し心が軽くなります。
「生きる勇気」というのは恐れがないことを意味するのではなく、不安・恐れがありながらも前に進んでいこうという意志を持つことによって生まれるものだと思います。

先日「心理学博士が教えるHappyカフェセミナー」で『幸せキャリア術」をテーマにセミナーを行ってきました。
仕事においても、転職や部署異動、仕事内容の変化など、「変化」はつきものです。
そんな変化に必ず伴うのが「不安」という心理的抵抗です。
これにどううまく対処していくか(コンフォートゾーンから発達ゾーンへの飛躍)というお話もさせていただきました。
「不安」は単なるネガティブな感情ではなくて、そこに私たちを成長させてくれる「叡智」が潜んでいるんですね。
山口まみ 拝
追伸、花粉症で鼻づまりに悩まれています。そこで今、自分なりの体質改善に励んでいるところです。やはり基本は食生活。自分が過剰に取っているものをやめ、体に合わないと思われるものを控えているところです。結果はすぐには出ないとは思いますが、こんな良い気候を花粉症のために満喫できないのはもったいないですから。。。

★心理学博士が教えるHappyカフェセミナー in 熊本★
【2014年 4月】
『自分も相手も活きるポジティブコミュニケーションセミナー』
 ~あなたの想いを相手の心に響かせるためにできること~
夜の部  4月20日(日)10:30~
夜の部  4月23日(水)18:30~ 
場所:Private Lodge cafe&diner (熊本市中央区上林町3-33 2F)
申込:096-323-3551 (Private Lodge cafe&diner)
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