その気にさせる質問力トレーニング

「話す力」や「頭が良く見える人の話し方」といったタイトルの本を見る度に、違和感を覚えてきました。
それがなぜなのか、最近分かりました。
それは「話すこと」にフォーカスを当てる姿勢が、そもそもコミュニケーションを台無しにしていると感じていたからです。
コミュニケーションの目的は、相手との関係性を深めることにあります。
たとえそれがビジネスの場であっても、商談の場であっても、相手との関係性なしに何かを達成するということはあり得ないからです。
本物のコミュニケーションは「相手のことをもっと良く知りたい」という相手への純粋な興味関心からスタートします。
その欲求を満たすために、私たちが育てる必要があるのは「質問する力」です。
でも、「質問する」ということは、単に情報を得たり、相手をよく知るということ以上に、たくさんの効果があります。
今日ご紹介するのは、そんな「質問から生まれる素晴らしいこと」について教えてくれる本です。

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タイトル : その気にさせる質問力トレーニング
著者: ドロシー・リーズ
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著者は質問には以下の7つの力があるといいます。
1、質問は答えを引き出す
2、質問は思考力を鍛える
3、質問は貴重な情報を引き寄せる
4、質問は状況をコントロールする
5、質問は人の心をひらく
6、質問は聞き上手につながる
7、質問は人をその気にさせる
この中でも、私が特に興味を抱いたのは、2と7の力です。
2、「質問は思考力を鍛える」
これって、質問される側のことを言っているかと思いますよね
でも、これは質問される側だけでなく、質問する側のことも言っているのです。
それはなぜかというと、質問によって、<双方の思考が刺激される>からだと。
これは、質問者は相手からの答えによって思考が刺激されるだけでなく、質問の内容を考える段階、それから、その質問への答えを予測する段階で、すでに思考が刺激されているということではないかと思います。
7、「質問は人をその気にさせる」
これは、人は相手が言ったことではなく、自分が自ら考え口にしたことを信じるという人間の心理をついています。
ですから上手な質問をすれば、相手の気持ちを自分が望む方向へ持っていくことができるという説得の技術でもあるのですね。
ただし、この力は両刃の剣になります。
人を自分の思うがままに操作したいという下心をもって使えば、相手はあなたに翻弄されるでしょう。
けれど、結果として、相手はあなたに対して、不快感や不信感をいずれ持つようになるかもしれません。
逆に、人が肯定的に前向きに考えることを助けるために質問を使えば、相手は救われるでしょう。
そして、そんな質問を最初に投げかけてくれたあなたに、感謝の気持ちを抱くかもしれません。
質問の力とは、つまるところ、その質問を発する人の心、姿勢、人に対する思いやり、気遣い、価値観、世界観などが反映されるのだと思います。
あなたが発する「質問」がどんな気持ちから生まれてきたのか?
あなたはどんな「質問」を発することができる人になりたいのか?

そんなことを改めて考える良い機会を本書は与えてくれます。
それではまた来週の金曜日にお会いしましょう!
山口 まみ拝

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