卒業

【卒業】
ポジティブ心理学博士・山口まみによる金曜連載
『あなたが輝くポジティブマインド育成講座』Vol.67
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自分の親が定年退職を迎え、還暦を迎え、70代へと突入していくのを横目で見ていると、さすがに「エンディングノート」や「老い」という言葉が身近なものとなります。
そして、その先にある「死」というものも。
もちろん「死」は年齢や健康状態などに関係なく、誰にでも予告なしに訪れる可能性があるものです。
それを頭では分かっていても、なかなか「死」と自分、または「死」と自分の肉親とを結びつけて考えることは難しいものです。
でも、生きていれば必ずいつかは直面しなければならないのが「死」。
であれば、今のうちから「死」について真剣に考えてみることは、自分の生をどう生きるかということと密接に結びついているのかもしれません。
今日ご紹介する本は、そんな機会を存分に与えてくれる、「死」をテーマに展開する短編小説集です。

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タイトル : 卒業
著者:重松 清
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本書で気づかされたこと。
それは、私たちが親を亡くすとき、そこには否が応でも、娘または息子としての「役割の終わり」が存在するということです。
親という存在は、大概の人にとって無条件に甘えられる存在で、どんなに距離的に離れていようと、いざとなったら「甘えられる拠り所」として心の中にあります。


自分勝手な振る舞いや行為というのは、社会では厳しく罰せられることがありますが、家庭内では「子供だから」(たとえ、その人が世間的にみれば大人であっても)という理由で許されていることが往々にしてあります。
本書に出てくる登場人物のように、そんな自分の身勝手さに気づくのは、その身勝手な行為を寛容し、黙って許してくれていた親の存在がなくなってからなのかもしれません。
親を亡くすとき、私たちは「親を拠り所としていた自分」から本当の卒業を余儀なくされます。
私の「卒業」がいつ、どんな風に訪れるのか、今はもちろん検討もつきません。
けれど、その「卒業」が来たときに、必要以上に狼狽することなく、親からこれまで受けた愛情を心にしっかり留めながら、前へと進んでいける強さを、今のうちから育てておきたいと思うのです。
そして、「山より高く、海より深い」といわれる親の愛に、日々感謝する心も。

それではまた来週の金曜日にお会いしましょう!
山口まみ 拝

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