心のなかの幸福のバケツ 

ポジティブ心理学博士・山口まみによる金曜連載
【あなたが輝くポジティブマインド育成講座】Vol.8
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みなさま、こんにちは。
Office Muse代表、ポジティブ心理学博士の山口まみです。
学術的な理論は時折、その言葉自体が抽象的で意味も難解であったりするものです。
でも中には、「え、そんなシンプルなことだったの?」という例外的な理論もあります。

今回ご紹介するのは、ポジティブ心理学の研究ももとに編み出された、単純明快かつパワフルな『バケツとひしゃくの理論』について解説してある本です。

幸せに楽しく自己実現できるシンプルな「成功の法則」実践講座@ポジティブ心理学博士 山口まみ

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タイトル: 心のなかの幸福のバケツ 
著者:トム・ラス  ドナルド・O・クリフトン
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ドナルド・O・クリフトンをベストセラー「さあ、才能に目覚めよう」の著者としてご存知の方も多いかと思います。
クリフトン氏は、全米心理学会から、その研究の功績を認められ「ポジティブ心理学の祖父」「強みの心理学の父」という称号まで贈られた人物です。
著書「心のなかの幸福のバケツ」は、進行性の末期癌に侵されたクリフトン氏が、残された最後の数ヶ月を費やし、彼の孫にあたるトム・ラス氏と共に書き上げた本です。
「バケツとひしゃくの理論」は要約すると、人は誰しも心にバケツを持っていて、このバケツが水で満たされていれば幸せであり、そうでない時は不幸せだというものです。
そして、人はひしゃくも持っており、それを使って相手のバケツに水を注げば、自分のバケツも水がたまり、相手のバケツから水をくみ出せば、自分のバケツの水も減ることも指摘しています。

ここで言う相手のバケツに水を注ぐ行為とは、相手を褒めたり感謝したりして、相手の気持ちを明るく前向きにする行為です。
逆に、水を汲み取る行為とは、相手を非難中傷したりして、相手の気持ちを暗く沈んだものにする行為です。
つまり、人に幸せを与える人は自分もより幸せになり、人に不幸せを与える人は自分もより不幸せになるということです。
この理論は、一見すごくシンプルで当たり前のことに聞こえますよね。
けれども、日々の自己を振り返り、実際にどれだけ自分のひしゃくを使って相手に水を注げているかと考えると、この理論の持つ意味合いの深さが分かると思います。
相手に対して何か言葉が口をついて出る前に「この言葉は相手のバケツに水を注ぐのか、それとも、くみ出すことになるのか?」と考えてみてください。
そして、後者に当たる言動を控えてみる。
それだけで、人間関係の質、しいては人生の質が変わっていくことは間違いありません。

私たちが1日に体験する「瞬間」の数は2万個だといわれます。
そして、2~3秒という短い「瞬間」の出来事が、私たちの人生に非常に大きなインパクトを持つことがあります。
例えば、仕事で行き詰まりを感じている時に、上司が何気にかけてくれた「どう、最近の調子は?よくがんばってるね。」というたったその一言、その一瞬のおかげで、残りの1日ずーっと励まされたという経験はないでしょうか?
ほんの一言、ほんの一瞬の出来事が周りの人を、そして自分をも幸せな気持ちで満たしてくれる。
私たちは自分が思う以上に『パワフルな存在』だということを肝に銘じて、相手のバケツにいつも水を注ぐことの出来る人間でありたいものですね。
「こんな私に何が出来るんだろう?」と自分を卑下してしまうという方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
今日もあなたにとっての新しい1日が、ベストなものとなりますように。
それでは、また来週の金曜日にお会いしましょう!
山口 まみ 拝

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